中学1年生「自然から学ぶ」 

2003年

自然から学びながら「自分の形」をつくり、色については「一生役立つお得な知識」として「類似・対照(アクセント・コントラスト)・グラーション」を学習。それをもとに意図的(計画的)な色づかいが、できるようにします。色彩については自然の中にある色の美しさについての鑑賞からはじめます。中庭には、大きなきがたくさんあって、四季それぞれきれいです。そこから鑑賞はスタートします。

2003年当時は、作品はただ台紙にはって完成でしたが、2008年現在では台紙に生徒の作品解説を加えて.台紙も含めて作品としています。

作品は全員展示が原則が。掲示されたくない 生徒は「拒否権」があります。 今回は発動なしでした。

野球部の2年生が「今年の1年すごくな い?」と言っていました。そのことを1年生に伝えました。うれしそうでした。

作品の前にした生徒や担任の さりげない会話は、大切にしています。そこから発見もあります。

作品を台紙にはって完成。 貼り方も、それぞれ工夫しています。台紙にはるというのは「作品大切なんだ」という教師のメッセージでもあります。

赤は最後に塗りました。 途中「アクセントカラーを 入れては?」というかどうか 迷いました。 言わなくてよかった。

新しく学んだ色の知識をフル活用して完成。類似・対照(コントラスト・アクセント)・グラデーションは、非常にシンプルな概念ですが、れだけに 使いやすい知識にしたかったのです。

配色は完全に意図的計画的。 色を使うのがおもしろいと 言っていました。

描いているうちに、作品は部活動のあこがれ の先輩のイメージに。

類似色で意図的に。本物の 作品は写真よりはるかに繊細。 繊細。

廊下に掲示されてから、自分の作品が気に入ったそう。 人と違う色合いで、目立つし。

途中で配色で悩んでいた。助言を求めたの で、「作品からはなれてみると、全体のバラン スが見えて何をしたらよいか見えてくるよ」と 言った。

シンプルですが、形も色も悩み抜いて決定。 作品からだけでは学びの質はわかりませんが。

日頃あまり集中できない生徒。これにはものすごく集中。途中から顔に見えてきて面白がっていた。

誠実に取り組んでいるその姿が、とてもいい。 作品の画面への取り入れ方は、構想段階での追求の成果です。

もとは人参。 一つ一つ完成させていくのが 楽しそうでした。まるでコレクションをつくっているかのようでした。

失敗したくない時は、類似がおすすめ。」 と言っていますが、彼は慎重に類似で。 しかし、最後にアクセントを入れ、決まった! 色は不思議。

この水色の枠、最後まで色が決まらなかった けれど、この色に決めて大満足でした。このような価値葛藤を経て作品ができていくわけです。

マスキングテープを使い、緻密な仕事をしていました。本人も色の美しさに感動していました。

楽しんで描いていました。どんどん重ね塗 り。もう一枚描きました。 早く完成した生徒には「もう一作品(ただしサイズは小さくしてもよい。)

なすび。この曲線をなめらかに描くために 相当苦労していました。このように、こだわり を持って表現することは素晴らしい。

入学当時から、図工美術に対し、極度な劣等感。 色の知識とマスキングテープとアクリル 絵の具が、彼のためになった。 完成の笑顔忘れられない

アクリルガッシュを使っています。 気に入らないところを 何度も塗り直していました

アイディア決定前に 「統一と変化」について学習 シンメトリーの画面を 変更しました。

写真ではわかりにくいですが、実にデリケートな色の変化。このような繊細 さは、美術の学習の中でも育つと思う。