中学3年生「マイ プレート」 

2003年11月



2003年当時は「マイプレート」という題材名でしたが、この題材で育てたい力を再考し、08年現在では「My Sign」として取り組んでいます。自分の印(しるし)としての作品づくりであり、木を彫ることを楽しむ。

いつも授業の導入はかなり力をいれています。その題材をやる意義や価値を生徒自身に感じてほしいから。しかし、今回は、いつもと違い、軽い感じで導入。
「木を彫るって楽しいんだよね~」生徒たちは、はまっていました。実際に使うことを前提にしているし、彫るということそのものがおもしろいことですから。
 私の授業ではどうもヘビーになりがちなので。楽しかったあ~。「マイプレート」は、工藤雅人先生が実践していたものを参考に今まで私がやってきたことを改良して実践しました。他の先生から学びながらの実践は有益です。共同研究みたいなものです。ひとりよがりになりにくいですし。

文字のデザインにこだわっていました。美術の好きな生徒です。

緻密な原画を描いて、制作にはいりました。

文字が脇役で絵が中心でもよいと言っていました。自分のあだ名に好きなイラスト。

文字の部分を彫りました。Aの字をさかさにしたりで、遊び心がよいです。

塗装については、無塗装も含め、自由にしています。世界の様々な木彫の塗装についても触れています。

上下の帯は、悩んだ上、入れました。シンプルですが、造形的な思考は深いです。

「わ」という字が、自分のイメージになっているそうで、うれしそうに説明してくれました。

「私の~」という授業の意図とは違いますが、さっとひらめいたそう。最後まで熱中していました。

抽象絵画の授業で力を発揮し、今回も、とても意欲的。

背面を、どうしてもフラットにしたいという美意識で取り組みました。よくやった!!

自分の名字を絵にしています。 写実的な表現が得意な彼は、今回は遊び心をいかして。

自分の名前でなくてもよいかを尋ねられました。意図をきいてOKに。自分のペット用だそうです。犬のこと思い浮かべて彫っていたんだなーと思うと、やさしい気持ちになります。

この王冠マークには、深い秘密があります。(クラスの仲間は知っている)「思いを込める」という仕事は素晴らしい

バレー部は、充実した活動をしています。ボールの部分は、苦労していました

彼はパソコンを自分で組み立てます。キーボードの色はこだわっていました。

彼は、どんな題材でもバスケットをとりれます。「深く彫りたい。」といってやっていました。薄いところは数ミリ。

彼女の3年間の中でのベスト作品でしょう。やはり「思い」は表現への意欲を高めてくれます。

美術にはいつも熱心。今回は最後の塗装で、ずいぶん悩み、おかげで気に入ったよう

剣道部で本当にがんばっていました。この言葉は部活動で大切にしてきた言葉です

彼の最高傑作。こんなに集中する彼の姿を初めて見た。実際に使うということは魅力があるようです。

木彫で ネガとポジ(?)ユニークな発想。黙々と彫っていた姿が本当によかったです。

石目の方向にこだわっていました。小さなことにも「こだわる」生徒が増えるような授業にしたい

発想段階でも様々なアイディアを出していました。構想段階での長い曲線には気をつかっていまいsた。

気持ちのやさしい本人の雰囲気がよく出ています。完成時の笑顔が最高でした

途中で掘りがうまくいかず、あきらめそうでしたが、声をかけたら乗り越えてくれました。私も役にたてました。

彼女が熱心に取り組む姿を見て、担任の先生がうれしそうにしていました。